MRの出禁はよくある!?
GEN:
サナギさん、瀬川MRが出禁になってしまったのですが、出禁ってよくあることなのでしょうか。
サナギさん:
そうですね、どれくらいあるかは定かではないのですが、MRの中でも出禁になったことがある方はいらっしゃると思います。メイMRも出禁になったことあると言っていましたね。
出禁になるのはどんな時?
MRはどんなときに出禁になるのですか?
サナギさん:
いろいろなケースがありますが、今回のドラマのように、ドクターの治療方針に口を出してしまうようなことがあると出禁になったりしますね。相手は専門家ですからね。
GEN:
それは確かに。医薬品に関する情報を適正に伝えることがMRの仕事ですよね。
サナギさん:
そうですね。ただ、伝えるにしてもコミュニケーションで大切なことは、相手の立場に立って物事を伝えること。伝え方が大事です。
それから、ルールはきちんと守ること。病院やクリニックなど、施設によってそれぞれのルールがあります。訪問時間やアポイントの取り方、出入口などのルールを守らないと出禁になるのは言うまでもありません。
出禁になってしまったら?
GEN:
なるほど。病院のルールがあるのですか。ちなみに出禁になると、もう二度とその医療機関には入れなくなってしまうのですか?
サナギさん:
必ずしもそうとは限りません。MRも出禁を解除するために様々な働きかけをします。患者さんに必要だと思う医薬品の情報を届けるのがMRの仕事なので。実際に私の場合も、謝罪をしたり、上司に相談したりしながら出禁を解いていました。
GEN:
それを聞いて安心しました。そこはドラマと同じですね。理解を得ることができれば通じるというか。
サナギさん:
はい。相手も人間ですからね。失敗することはありますが、そこから学び、次に活かすことができればいいと思うんです。できるMRはそういうスキルに長けています。研修はありますが、経験も大切ですね。あとは、たとえ出禁になっても凹まない心の強さも必要です。むしろショックを受けている暇はないかもしれません。訪問が必要なドクターにはどうにかして訪問しなければなりませんので。
GEN:
凹まない心の強さ、これからMRを目指したいと思っていらっしゃる方は押さえておきたいポイントですね。
サナギさん:
はい。他の営業と同じように、相手あっての仕事です。時に相手から厳しいことを言われ、落ち込むこともありながらも、それを補って余りあるやりがいや、医療に貢献していると実感できるこの仕事はとても魅力的だと思っています。
ドクターから、「君の会社の薬、あの患者さんによく効いているよ」と言われたりすると、とても嬉しいものですよ。
GEN:
メイMRも凹まずに一生懸命頑張っていましたものね。MRは患者さんに直接治療を行うことはできないですが、医薬品を通して患者さんを救うことができる、素敵な仕事ですね。
今回もMRのリアルな話を教えていただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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ドラマは最終回後に特別編が放映されていましたが、みなさんご覧になりましたか?
放映がすべて終わってしまってナギサさんロスの方もいらっしゃるとのこと。私も寂しいなと思っているので家族に録画してもらったドラマを観ようと思います。
このシリーズのブログはもう少し続く予定ですので、次回もぜひお楽しみに!
このブログではほかにもMRの仕事の中身やMRになるために必要な認定試験に関する記事を掲載しています。MRにご興味をお持ちの方は、こちらも是非ご覧ください。
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