Q.入社までに必要な準備は?
就職・転職あるあるの質問ですが、実際、入社までにあらかじめ学べる知識や役に立つ資格があれば挑戦してみたいと思われる方は多いのでは?
A. 「ビジネスマナーの再確認」と「高校生物・化学の振り返り」(by研修トレーナー)
これはMRへの転職に限った話ではありませんが、新しい業界で働くにあたり、まずは自分の仕事上のコミュニケーション等を点検してみましょう。案外、その業界だけの慣習だったりします。いつの間にかビジネスマナーが我流になっていた…なんてことも。
『高校生物・化学の振り返り』は、MRならではですね。入社後すぐに始まる「導入研修」での医学・薬学の学習の土台になるのがおススメする理由です。実際、シミック・イニジオでは、導入研修の初期に人体の仕組みや臓器の名称・機能などの生物・化学の基礎講義も行っています。
最近は、この手の動画がyoutubeにたくさんあるので、時間がある時に見ておくと研修にもスムーズに入れて自信をもって学習できますよ!
Q.仕事をしながら認定試験に合格するには?
MR認定試験はMRとして働くうえで超えなくてはならないハードルの一つ。導入研修後には業務と学習を両立しながら年に1度の試験に備えなくてはいけません。
A.「毎日少しでも勉強する習慣をつける」(by 先輩MR&トレーナー)
仕事と勉強の両立には、なによりも『自己学習の習慣化』が必要です。
例えば「毎日1時間は学習時間を確保する」と時間で区切る。「教科書の1章ずつ取り組む」。
それがうまくいかないなら、最初は「1ページ読む」くらいまで目標を細かくするのも有効です。
これは、「プログラム学習」という、ゴール(試験合格)までの間に小さなステップを設定し、ひとつひとつクリアすることで自発的な行動にしていく行動分析学に基づいた手法です。大切なのは毎日の積み重ね。「1ページ」でもいいので“とにかく始める”ことに意識を向けると知らず知らずのうちに学習が進んでいくはずです。
Q.配属時に心掛けることは?
コントラクトMRの特徴の一つが「日頃勤務するのがお客様の会社になる」ことです。初めての仕事を新しい環境で、しかもそれがお客様の会社。何に気を付ければいいか気になりますよね?
A.「3つの基本を心掛けて」(by 異業界出身マネージャー)
まずは①「元気よく挨拶する」ことから始めてみるのはどうでしょう?どんな業界・会社でもやっぱり基本になるのは最初の印象。身だしなみを整え、話し方と笑顔に気を付けて元気に挨拶するだけで、受け取り手の反応も全く変わります。
また、仕事を進める時に②「どうすれば顧客のニーズを叶えられるか考える」のが大切なのは、コントラクトMRでも同じです。
ただ、配属先の上長が求めているのは担当製品の処方数だけとは限りません。率先した行動や指示へのレスポンス、ルールの順守といったビジネスマンとしての姿勢に重きが置かれる場合もあります。会議での発言や業務時・会議時等の準備、片付けの率先などは、この姿勢を示すチャンス。意外とおろそかにできません。
何にせよいい行動はいい情報収集から。③「積極的に周囲や上長とコミュニケーションを取る」ことを心掛けて、いち早く成果につながる行動に結びつけていきたいですね。
Q.営業未経験でも成果を出せる活動のコツとは?
シミック・イニジオでは異業界からMRに転職された方も大きな成果をあげている方が多くいらっしゃいます。どうすればそんな先輩たちのように活躍できるのでしょうか。
A.「前職の経験の活用」と「相手に貢献する姿勢」が大切(by先輩MR&マネージャー)
①前職の経験の活用
コントラクトMRは、MR業務を通じて医師や顧客先に貢献するサービス業であり、メーカーMR以上に配属先でのコミュニケーションや周囲への貢献が求められます。この時の引き出しになるのが、「他の業界・企業での経験」です。あなたが「こんなの当たり前」と思うことも、周囲にとっては画期的な改善策かもしれません。ぜひ仕事の中で出会う様々な物事をご自身の経験と照らして、応用できるところがないか考えてみてください。
また前職での話は、医師や顧客先に興味を持ってもらうきっかけにもなるので、守秘義務に留意しつつ、適切に自己開示していくと、関係づくりにも役立ちますよ。
②相手に貢献する姿勢
ほかの営業・販売職でも同じだと思いますが、ただ自社製品をアピールするのではなく、相手が困っていること、叶えたい希望などを親身に聞く。相手に貢献する姿勢を忘れないようにしましょう。
Q.MRになって良かったと思うのはどんな時?
「仕事のやりがい」は転職の時に誰もが気になるキーワードですよね。特に医療や介護のような社会貢献性の高い職業を目指される方は、やりがいを重視されている方が多いような気がします。
A「医師や患者さんへの貢献を実感した時だけではありません」by全員
MRにやりがいを感じる瞬間を聞くと、医師から「あなたに紹介された医薬品を処方した患者さんが改善した(喜んでいた)」と言われた時、医療や社会への貢献を実感できた時だと答える方が多くいます。
ですがMRのやりがいポイントはこれだけではありません。例えば今回の懇親会では「友人や知人、ご家族の薬や健康の相談に乗る機会が増えた」とか「家族が持病について真剣に考えるようになった」といった、MRになることが身近な人への貢献につながったエピソードを笑顔で話す先輩社員の姿が印象的でした。
他にも「自身の担当エリアの戦略を自分で決められるのがやりがい」という声も聞こえました。やりがいに正解はないので、「自分はどんなことにやりがいを感じるだろう」と考えながら仕事に取り組むのもいいかもしれませんね。
内定者懇親会の中で出た質問と回答をピックアップしてお伝えしてきましたがいかがでしたか? これからMRを目指す方に、一つでも参考になるポイントがあれば幸いです。
本当はこれ以外にもお役に立ちそうなお話がたくさんあったので、それはまた別の機会にお伝えしたいと思います。
シミック・イニジオでは、2023年12月現在も、そして2024年以降もCSO業界でMRを目指す方を積極募集しています。応募の前に話を聞いてみたいという方のキャリア相談や、転職に役立つ情報を発信するメールマガジンの会員登録も随時受け付けていますので、ご興味を持っていただけたらぜひご検討ください。