CMIC Inizioのキャリアガイド

異業種/異職種からのMR 転職アドバイス 面接担当者がお伝えしたい「キャリアパスの考え方」

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キャリアビジョンが大事とは言うけれど…

色々な転職サイトなどには「長期的キャリアビジョンを描き、その実現のためのキャリアパスを描き、短期的目標を据えて…」と様々なアドバイスが掲載されていますが、当社でMRへのキャリアチェンジをしよう!と考えていらっしゃる方にとっては、「そんなことを言われても…」となってしまうのではないでしょうか。

例えば同じ職種で勤め先を変える、とか同じ業界で別の職種にチャレンジ、という場合ならキャリアパスを思い描きやすいですよね。ですから、もしかすると営業経験をお持ちの方なら、多少はMRとしてのキャリアを描けるかもしれせん。でも、未経験の業界、業種へのジョブチェンジとなる転職を考えている方にはかなり難しいはず…。
ましてやCSOでのコントラクトMR、というのがちょっと特殊な就業形態なのでなかなか情報が少ない!周囲に経験者も少ない!そんな状況で、キャリアパスを描くなんていうのは至難の業です。

だからこそ、キャリアパスについては面接時にお伝えしたいポイントであり、実際に候補者の方からも多く質問をいただきます。今回はMR未経験の方に向けて、CSO企業でのキャリアパスの考え方をお伝えしていたいと思います。

当社でのキャリアパス

まず、当社には勤務年数や必須資格などを定めた、いわゆる「キャリアパス制度」はありません。多様な経験を持つ社員がそれぞれのキャリア形成をすることを推奨し、能力やキャリア志向と照らした人事を行っているからです。(ただし、MR認定資格を取得すると、もれなく昇格する等級給与制度はあります!)

とはいえ…これじゃ、キャリアパスを考えるヒントにはならないですよね。
CSO企業にもよりますが、製薬企業のMRと比べて、キャリアパスのルートが多様なのがコントラクトMRの特徴です。


なぜなら・・・
①多様な現場経験ができるので、異なる部署/役職に活かせるスキルを獲得しやすい
②CSOサービスの現場経験が、異なる部署/役職でも発揮しやすい
③業界成長率が高く、新規ビジネスの創出により新ポジションが生まれやすい
④(当社の場合)キャリア自律支援の様々なプログラムに参加できる
コントラクトMRを経て、プロジェクトマネージャーとなる同一部署でのキャリパスを歩んでいる、もしくは志望している社員が多数派ではありますが、例えば、こんな実例も。

<MRから人財開発へ>
コントラクトMRで配属中に、その能力をクライアントに評価されて製品プロモーターの役割を担い、配属先のほかのMRに対するレクチャーも行っていた社員が人財育成に関心を持つようになり、アセスメント を受けて人財開発部に異動。

<MRから事業開発へ>
社内のキャリア自律支援プログラムに参加。前職の経験も活かせる新規事業開発に強く関心を持つようになり、 社内の「自己申告制度」をきっかけにアセスメントを受けて事業開発部に異動。

と、このようにCSOならではの環境をキャリア形成の機会として、オリジナルのキャリアパスを歩んでいる社員も少なくありません。

まずはプロのコントラクトMRに至るパス(道)を

ただ、違う職種や初めての業界に転職の場合、何年も先の未来の具体的なキャリアビジョンを描けない状態であることはそう悪いことではありません。むしろ、そういうケースの場合は手近な範囲でのキャリア形成を重視する方が大切で、そういう社員が結果的にその人らしいユニークなキャリアパスを描いているという実感もあります。

では、未経験からMRキャリアをスタートし、プロのコントラクトMRに至る道には、どんなゲートが待っているのでしょうか。

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①導入研修:およそ3か月間、ビジネスパーソンとしての基本行動および、MRとしての基礎知識・基礎スキルを学習します
②配属開始:配属先での関係構築、ミッションの遂行。(医師との面談、処方獲得、新規口座開設)
③MR業務と並行した学習の継続:学習の習慣化と自己マネジメントが重要な期間です。
④MR認定試験合格:毎年12月に実施される試験にクリア
⑤MR認定証の交付:6カ月の実務を経て、MR認定証が交付されます。

 

これでMRバッジを身に着けた「MR」にはなれますが、“プロ”となると、まだ不十分。ではプロのコントラクトMRってどういう状態なのかというと、これがまたちょっと明確な基準があるわけではないんですよね。
ただし、「どんなプロジェクトでも契約期間を満了できる」「プロジェクト派遣の延長オファーを獲得できる」「異なる配属先でもパフォーマンスを発揮できる」というのは証明になりうると考えます。

この「パフォーマンス」が曲者、というかコントラクトMRの面白いところ。
MRですから、その営業成績であるところの処方獲得数はパフォーマンス指標として分かりやすい項目です。しかし、コントラクトMRに対するクライアントの評価は必ずしも営業成績だけではありません。とりわけ、異業種や異職種からMRになった人財に対しては、前職の経験を活かした新しいアプローチの創出や貪欲に学び、率先垂範する姿勢がもたらす周囲への好影響、そういったこともコントラクトMRの価値になります。
MRバッジを付けた以降も、道の上にはゲートが続きます。例えば・・・

 

⑥顧客からの評価を得る
⑦体験したことのないMR業務を担う(講演会運営など)
⑧プロジェクトの契約期間を満了する(あるいはさらに、契約期間の延長オファーを獲得)
⑨次のプロジェクトへの配属
⑩新たな製品研修

⑪稼働開始
⑫業務の引継ぎ
⑬単独での訪問開始

…とさらに続いていきます。

ワクワクするキャリアパスのひき方

続けているうちには、医師からの信頼を得て相談の連絡が来るようになっているかもしれません。別のプロジェクトから異動してくる新メンバーやあなたと同じように異業種から転職してきた新米MRにアドバイスをすることもあるでしょう。あなたが考えた新しいアプローチ方法が評価され、営業所や支店で成功事例として共有されているかもしれません。そうした顧客への貢献によって社内表彰を受ける可能性だってあります。
さらにそういう成功体験を活かして、次のプロジェクトでもさらに新しい工夫をしたり、チームの中で何かの役割を担うようになっているかもしれません。
このようにMRとしての実力を着実に得て成長すれば、MRとしての等級も上がっていくはずです。

遠い未来のキャリアビジョンでなくても、達成していくべき/経験したい小さなゲートを並べることで進むべきキャリアパスはひいていけるものなんです。それに、手近な分だけ頑張れそうな、ワクワクした気持ちがしそうでしょう?このワクワクが、異業界や異職種への転職にはすごく大事です。
それに、こうやって進むうちに遠いところも見通したキャリアビジョンを描くこともできるようになるものです。あなただけのキャリアパスを作るのですから、一般論に左右されることなくあなたに合ったキャリアビジョンの描き方をすればいいんです。
MRを極めるのか、プロジェクト運営に携わるのか、はたまた事業部門以外の本社部門で強みを発揮するのか・・・あるいは、グループ会社内で新しいポジションを見つけるのか。どんな道(パス)を描くのかは自分次第!ってことです。

 

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どんなキャリアパスを考えているのか、他にはどんなゲートが置けるのか、面接のときにいろいろ話しをしましょう。面接を受ける前に、もう少し相談してみたいことがあれば、電話でのキャリア相談も受け付けています。
異業種/異職種からチャレンジしたいと当社の門をたたいてくださる方を、シミック・イニジオは応援しています!

 

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