ライフイベントを経て
MRのやりがいを再認識

最初の配属プロジェクトは未経験の疾患領域

内資系製薬企業でMRをしていましたが、転勤の内示を受けたものの家庭の事情で大きなエリア移動が難しかったことから、比較的エリアの希望が通りやすいCSOへの転職をしました。
前職の会社には、当時コントラクトMRがいなかったためCSOで働くイメージは明確に持てていなかったのですが、その分先入観なく転職できたように思います。

最初の配属プロジェクトは未経験の疾患領域でしたが、研修もしっかりあったので安心して業務を始められたのを覚えています。今では多くの製薬企業がコントラクトMRを導入しているので心配は不要ですけれども、当時既にCSO活用をしていた外資系企業のプロジェクトだったので受け入れ体制も良かったのは今振り返るとラッキーでした。

仕事と家庭、どちらも大切な時間

入社してから2度の産休と育休を経て、今は3つ目のプロジェクトに配属中です。「子育てしながらのMRって大変じゃない？」なんてよく聞かれますが、夫と役割分担していますし、保育園や病児保育施設、自治体の制度、会社の制度など使えるものをフル活用して、無理なく両立しています。それになにより、MRとして仕事の時間と家族の時間と両方それぞれに楽しく、私にとって必要な時間だと感じています。

薬学部を卒業しているので、同級生の元MRが出産を機に薬剤師に転職したケースも何人かありましたが、やっぱりMRの仕事は裁量もあってやりがいがあります。活動効率を工夫することで時間をうまくやりくりできるというのもMRならではだと子育てを始めてから再認識しました。
ただ、仲の良い子育て中の他社コントラクトMRの方たちと話をする中で会社によって制度などに結構違いがあることを知りました。転職するときはさほど気にしていなかったのですが、ライフイベントを控える世代の方が転職する際には男女を問わず「休暇制度や復職時のプロセスなどはよく確認したほうがいいですよ」とアドバイスしたいですね。

将来のキャリアビジョンを描く

コントラクトMRの働き方は開発パイプラインに左右されずに色々な疾患領域に触れて成長することができますし、私のような環境変化が好きな人ならきっとマッチすると思います。今は感染症領域のプロジェクトで活動していますが、社内認定資格制度を使ってオンコロジー領域の知識も勉強したいと思っています。この仕事が好きなので当面はMRとして働きたいと思っているものの、シミックグループ内の安全性情報管理の事業にも興味がありますし、当社のサービスが拡大する中でMR経験を活かした新しい働き方が社内にも増えてきました。働き方のバリエーションの可能性があるのも当社で働く魅力のひとつだと思います。

昨今業界を取り巻く環境が大きく変化し続けていますが、ご自分が何を大切にして働きたいのかを整理して、将来のご自身のキャリアを考えて良い転職をしていただきたいと思います。