こんにちは。
メディカルアフェアーズ（MA）人財の養成講座「MAアカデミー」運営事務局です。
2022年12月から開講した「ストラテジスト育成コース」が、3月末に盛況のうちに終了しました。今回は、開講背景と全4回のシリーズで行われた戦略実習（集合研修）の内容を中心に、ご紹介いたします。
開講背景と反響
MA活動において必要不可欠なメディカル戦略プラン。多くの企業において、共通のMA戦略フレームはあるものの、実際の戦略立案に必要なステップや考え方についての指導を求めていたり、担当者が手探りで進めていたり、過去のプランを参考にフレームを埋める形で作成したりしている、という声を多く耳にしてきました。このような現状を踏まえ、メディカル戦略立案に特化した新プログラム「ストラテジスト育成コース」を開講しました。
多くの反響をいただき、結果として10社以上の製薬企業から約20名の方にご受講いただきました。半数以上の方がMA戦略立案に携わった経験があり、既に所属企業で重要なポジションを担っている方も多数ご参加くださいました。
戦略実習（集合研修）の構成と内容
戦略実習は、2023年2月2日（木）より全4回にわたって実施されました。
本実習のプログラムは、”MA戦略プラン立案の流れをなぞりながら、仮想薬剤の戦略を実際に立てる”ということをメインに据える構成です。受講生の皆さんにとって充実した実習時間になるように、事前にe-learning等を視聴の上、参加を依頼しました。
講師は、弊社コンサルティング部で多数の研修を手掛けてきた藤田亮介と、医師でありPatient Centricity Forumや患者会との交流を通じ患者中心のMA活動に取り組む越田隆介が担当しました。 
実習の前半では、外部・内部環境分析から始まり、実際の患者の声を受け止めながら、Unmet Medical Need（UMN）を的確に把握する重要性を学んでいただきました。患者インタビューは各社でも実施されているかと思いますが、完全に外部業者に頼るケースも多いと聞きます。インタビューの進め方やまとめ方について、講師からポイント解説が行われました（外部業者に依頼しかゆいところに手が届かない結果を受け取ることが少なくないためお悩みの方など、患者調査をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。）
UMN同定からMedical activityに落とし込むまでのプロセスでは、それぞれの過程を熟考しながら課題に取り組んでいただきました。最終回では、グループごとに作成したメディカル戦略を発表し、それぞれの戦略における重点ポイント等を話し合いました。最後に、振り返りのeラーニングを受講いただいた上で、実習終了となりました。
受講生の声
ここで、コース終了後、受講生の方から寄せられた感想の一部をご紹介します。
具体的な疾患周辺知識及び仮想薬剤の情報を元に、グループで同じ前提条件の下でプランニングを学んでいけるのが良かった。
スペシャリストコースで戦略立案のフレームは理解していたが、ストラテジスト育成コースの中で実際に手を動かしながら学ぶことで、実践力を磨くことができた。
グループで実習を進めることで体得感が醸成され、他者の意見などで見落としなどに気付くこともできた。
他企業受講生とのグループワークや親睦会での人的交流は、とにかく楽しく、刺激を受けました。
チャレンジングな課題も多く、非常にハードな1ヶ月だったと思います。受講生の皆さん、本当にお疲れ様でした！
いかがでしたか。MA戦略策定におけるポイントを余すことなく詰め込んだ「ストラテジスト育成コース」。次回開催時期は未定ですが、ご興味をお持ちの方はお気軽にお問合せください。
