2017年12月、シミック・アッシュフィールドではAshfieldグループと連動して、CSR活動月間と位置づけ、2つの取り組みを行いましたので紹介させていただきます。
CMASフードドライブ
「フードバンク」という言葉をご存知でしょうか。
食品企業の製造工程で発生する規格外品などを引き取ったり、個人などから寄贈された食品を福祉施設等へ無料で提供する活動を指します。まだ日本では歴史が浅いですが、食品ロスと生活困窮者への支援という二つの課題に対するひとつの対応策として、昨今急速に認知を高めています。
そして、このフードバンクに寄付するために職場や学校、地区の施設などで食品を集める活動を「フードドライブ」といいます。
昨年に引き続き2度目のフードドライブ開催となりましたが、社員が各家庭から少しずつ持ち寄った食品が総計231アイテムも集まりました。
今回は当社だけでなく、Ashfieldグループの関連会社であるアッシュフィールド・ヘルスケア・コミュニケーションズ株式会社も参加し、さらにシミックグループの社内SNSで呼びかけたところ複数のグループ子会社からも食品を持ち寄っていただき、2つの親会社を持つ当社ならではの活動になりました。
集められた食品は、日本で最初にフードバンクを創始したセカンドハーベスト・ジャパンに送り、様々な活動に役立てられます。

Volunteer for Food Bank
フードドライブに連動して、社員のボランティア活動参加も実施しました。昨年はフードドライブで食品の寄付を行うのみの活動でしたが、セカンドハーベスト・ジャパンにてフードドライブの“その先”の活動に参加いたしました。
様々な寄付先から寄せられた食品を、必要とする世帯の人数や家族構成に合わせて詰め合わせを行う活動や利用者の方々に手渡す活動、学習支援を受ける子どもたちへの夕食となるお弁当作り、上野公園での炊き出しの準備などに参加させていただきました。


参加した社員の感想からいくつか紹介させていただきます。
“一昨年にも参加したフードドライブでしたが、寄付した食品のその後を知る良い機会になりました。いろいろな人の手を介して必要な方に食品を届けられることを実感できました。
次回フードドライブを行う時には、ただ家で余っているものを何でも、ということではなく受け取る方の気持ちに寄って“良かったらどうぞ”とおすそ分けするつもりで参加できそうです。
“日本に困窮世帯がこんなにも多くあり、私自身の子どもたちと同世代のお子さんが十分に食べられていないという話をお聞きし、泣きそうになりました。ほんの小さなボランティアという気持ちで参加しましたが深く考えさせられました。翌日、今回の活動とは別に息子を連れて同団体の炊き出し活動にも参加しましたが、ほんの少しでも自分が役に立ったことが嬉しく感じました。”
“ボランティアに参加して、驚いたのは様々な国の方がそれぞれのきっかけや背景を持って活動に参加していたことです。支援を受ける方の国籍も様々ということでしたが、この現状をもっと日本人の私たちが知らなければならないと思いました。活動自体も有意義でしたが、ボランティアに対する多様な考え方を知ったという意味でもとてもいい機会になりました。”
“こんなにたくさんの食品が(食べることに問題はないにもかかわらず)市場に出すことができず、方やこんなに多くの人が十分な食事を摂れていないという事実に気づかされました。今回の活動に参加したことによって、様々な課題を認識した上でこれからもセカンドハーベスト・ジャパンの活動に参加し、わずかでも課題解決に貢献したいと思えるようになりました。”
シミック・アッシュフィールドはこれからも、事業を通じた社会貢献だけでなく、自分たちが可能な社会貢献活動を様々な形で取り組んでまいります。
シミック・アッシュフィールドのCSRについてはこちらのページもあわせてご覧ください。
日本初のフードバンク団体 セカンドハーベスト・ジャパン
Website:http://2hj.org/ (外部リンク)