CMIC Ashfield ノート

趣味は「強み」の素?! ~常識をぬりかえたMR、Iさんの事例~



Fisherman by misty lake



こんにちは。シミック・アッシュフィールドのCSO事業部門でプロジェクトマネージャーをしている“あかべこ”です。

突然ですが、あなたの趣味は何ですか?

「趣味と言える趣味は特にないなぁ…」という方も少なくありませんが、仕事以外に熱中できることがあるのって大切ですよね!

今回は私が担当しているプロジェクトメンバーの、自分の趣味がMRとして活動する現場で活きた事例について紹介したいと思います。MRという仕事と自分の趣味ってつながることあるの?せいぜいドクターと共通の趣味があれば話が盛り上がる、とかでしょ?と思いますよね・・・()。それが、あったんです!

MRとは「医薬情報担当者」のこと。つまり、医療従事者に対する医薬情報の提供の役割を担う職業です。しかし、昨今の新型コロナウィルスの影響によりMRの働く現場では、厳しい施設訪問規制が続き、情報提供するターゲットにも対面で会えないという状況が続いています。こうした環境の中、MR一人ひとりがメールや郵便などを駆使して情報提供活動をしているのが現状です。とはいえ、アフターコロナを想像しても…完全に以前のような業務スタイルに戻ることは考えにくく、当面は試行錯誤を繰り返していくことになりそうです。
このブログを読んでいる方の中で「そうだよ、みんな苦労しているんだよ!」と心の声があがっているのを感じます。

そんな困難な状況の中で、自分の趣味をMR業務に活かしてこれまでの仕事の仕方を一変させた社員がいました。その方は現在もMRとして従事されているIさん。Iさんは家族の動画を編集して本格的な思い出ムービーを折々に作成するなど、パソコンで映像処理を行う趣味を持っている方です。ちなみに特に過去専門的な教育を受けたわけでもなく、独学だというからスゴイ…!

そんなIさんがこれまでのルールや常識を一変させ、WEB講演会の運営に革新をもたらしました。

従来WEB講演会というものは、規模にもよりますが外部業者に委託し、専用機器を使用するなどして運営されてきました。そんな業者の姿を見ていたIさんは、
「自分でも出来るのではないか。」
と思ったそうです。
私なら絶対思いません…。仮に自分にも映像編集の趣味があったらもしかするとIさん同様に「自分でできそう」と考えかもしれませんが。とはいえ私なら(WEB講演会は業者さんがやってくれるものなのだから、いいじゃないか、プロに任せれば。)と考えたに違いありません。しかし、Iさんの考えはそれに留まりませんでした。「コストはどれくらいなんだろう?」「どんな機材を使っているんだろう?」と考え、実際にアクションに移したのです。そこからはあっという間の出来事でした。


Iさんのその後のアクション ~

  • ◆業者に支払っている金額をクライアント上長(以下上長)を介して確認
  • ◆講演会に必要な機材の選定し、費用についてもまとめて、上長へ予算取りを打診
  • ◆費用対効果も含めて企画書をまとめて上長へ報告
  • ◆周囲のメンバーと協力して、各機材の使用マニュアルを作成
  • ◆実際に機器を使用した予演を実施

 

以上の活動を行うことで、機器購入のイニシャルコストは多少かかったものの、小中規模のWEB講演会については、自分たちだけで成立させるまでになったということです。この改善提案によって実施費用をかなり抑えることができ、業者を介さないことでスピーディーな運営にもつながり、クライアントも大変喜んでいました。また、効果はその営業所に留まらず、この事例を全国にも伝播させるべく、各営業所のデジタル担当のMRさんへのレクチャーを行うなど、人財育成にも着手しているのです。(元々のIさんのお仕事って何でしたっけ?講師?MR?と確認してしまいそうなほどです)

自分のプロジェクトメンバーが、コントラクトMRとして期待される以上の成果を上げ、クライアントの活動に貢献しているというのはマネージャーとしてもすごく嬉しく、とても誇らしく感じています。

このように日頃からMR活動をしている中で発生するイベントは、これまでの歴史や慣習、ルールがあるため、その通り実施しなければならないという固定概念が必ず働きます。そんな時には、一度そのルールや習慣を疑ってみると良いかもしれません。リモートでの業務が拡大し、MR活動のあり方に変化が大きい今だからこそ、これまで見えてなかった改善点が見つかるかもしれません。

また、その際に大切なのは、自分が出来る範囲で考えてみることが大事です。改善する規模が大き過ぎると、自分だけでは変えられない…と諦めてしまうことになるかもしれません。趣味や特技(=あなたの強みの素)を活かせる余地があるかもしれない、という視点で今までの常識を疑ってみるのは良い発想法になるはずです。

自分が出来る事と業務を結びつけることでリモート時代での変革をやってのけたIさんの事例を紹介しました!
私も自分の趣味を活かせる機会を…と狙っています。「たまたまでしょう」なんて思わず、趣味や特技をあなたの「強み」に変える機会を見つけてみてください。

皆さんの活動の少しでも参考になれば幸いです。

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Writer :  あかべこ

異業種の営業から未経験でMRとして入社。MR経験を経て、現在はマネージャーとしてMRのマネジメントを行う。最近はサブスクにて海外映画鑑賞に没頭中。

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